活動紹介 > 神楽もいさん取材

モーション制作をご担当された
神楽もいさんにインタビューをしました!
2025.10.24
今回は、「愛☆MORI」のモーション制作を担当された、バーチャルモーションアクターの神楽もいさんにお話を伺いました!
カラオケを盛り上げる合いの手モーションには、プロのモーションアクターさんの技術と情熱が詰まっているんです。AIキャラクターに「魂」を吹き込む、そのこだわりを根掘り葉掘り聞いちゃいます!
ー神楽もいさんってどんな方?
バーチャルの世界で大活躍されている神楽もいさん。元々はステージの設営・運営・企画など、リアルなエンタメ現場でキャリアを積まれていました。その経験を活かし、現在はバーチャルモーションアクターとして、動画制作のための動きの提供や、キャラクターのアクターなど、多岐にわたる活動をされています。
神楽もい@VRでもアクションする人
@kagura_moimoivr
もいにちわ 赤黒大好き戦ったり動画作る人です
もいの戦う動画 #MoiACTIONBOOTHでanimation出しています
リアルVR問わずアクション/アクター/動画編集/造形/ボイス色々やります!
困り眉とプリンとシスター服がすき

神楽もい@VRでもアクションする人
@kagura_moimoivr
もいにちわ 赤黒大好き戦ったり動画作る人です
もいの戦う動画 #MoiACTIONBOOTHでanimation出しています
リアルVR問わずアクション/アクター/動画編集/造形/ボイス色々やります! 困り眉とプリンとシスター服がすき >
今回、神楽さんには愛☆MORIのモーション制作を依頼しました。
ここからは、神楽さんとインタビュアーのやり取りを、たっぷりお届けします!
ーはじめに
まずは自己紹介をお願いします!普段どのような活動をされていますか?
(以降、青文字はインタビュアー)
神楽もいさん:
はい、バーチャルの世界では、モーションアクターとして活動しています。動画で使ってほしい動きを撮ったり、キャラクターのアクターとして活動したりしていますね。実は、元々はステージの設営や企画などもやっていたんですが、最近はVRの世界での動きやスキルが求められることが増えてきたので、そちらがメインになっています。

※神楽もいさんのバーチャルキャラクターとしての姿
「愛☆MORI」プロジェクトに参加されたきっかけは何だったんですか?
神楽もいさん:
シーズユナイトの大高さんからお声がけいただきました!シーズユナイトのパートナー会社さんが制作された商品のイメージ動画で、3Dのキャラクターが可愛く動いているのを大高さんが見て、そのパートナー会社さんに「このモーション、誰がつくってるんですか?」と問い合わせをされたそうです。それがきっかけで繋がりました。
「愛☆MORI」プロジェクトのお話を聞いてどう思われましたか?
神楽もいさん:
実はアニソンカラオケバーZ※1に伺って、盛り上げ隊と呼ばれている店員さんにカラオケを盛り上げていただいたのですが、体験としてすごく面白かったです。それが「愛☆MORI」なら手元で楽しめるので、歌う人にとっては嬉しいんじゃないかな、と思いました。
※1 ※ アニソンカラオケバーZ: 「愛☆MORI」制作の動機となったお店。
ーモーション制作について
制作プロセスについて、詳しく教えていただけますか?
神楽もいさん
まずはプロジェクトチームと「どんな動きがいいか」をすり合わせます。その後、自分の体にセンサーをポチポチつけて、いろんなソフトやツールを駆使してモーションを撮っていきます。動いたデータが、そのままキャラクターの動きのデータになる、という仕組みです。
モーションキャプチャーの機材にもこだわりがありそうですね!
神楽もいさん
はい、実はかなり上位の機材を使っています。個人で活動する中では、かなり高価な部類に入ると思います。例えば、部屋には4つのセンサーを設置し、体にも8個のセンサーを装着しています。さらにメインの機材を組み合わせて、動きをより正確に捉えています。クオリティの高い動きを撮るためには、機材への投資も大切にしています。
「合いの手」モーションを作る上で、特に工夫したことはありますか?
神楽もいさん
リアルな動きを徹底的に研究しました。動画で動きの資料はいただいていたんですが、やっぱり「現場の解像度」を上げるために、中野のアニソンカラオケバーZの店主さんから「合いの手」のレクチャーも受けました(笑)。動画で見るよりも、やっぱりリアルで見せていただいた方が、動きやすいし、すごく参考になりましたね。
今回作られたモーションの中で、特に苦労した点はありますか?
神楽もいさん
「ループアニメーション」の精度を出すのは難しかったです。リズムの速度を一定に保ちながら、動きが途切れずに自然に繰り返されるようにする技術ですね。少しでもズレがあると、ループが成立しなくなってしまうので、そこは極力自分のところで完璧に合うように意識してやりました。
プロジェクトチームからは「修正がほとんどいらないほど精度が高かった」と絶賛されていましたよ!
神楽もいさん
ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです。タイミングをシビアに見ても修正が少なかったというのは、とても光栄です。
「愛☆MORI」のキャラクターは女性の「ゼティ」ちゃんですが、可愛らしい動きを習得するのは大変でしたか?
神楽もいさん
私は実はもともと、着ぐるみなど可愛い系のキャラクターの「中の人」をしていた経験があるので、その延長線という感じです。自分の動きではなく、「このキャラクターだったら、こういう動きをする」というのを研究し、「求められている動きをトレースする」のが私のやり方です。可愛い動きをスローで何度も見たりと、傍から見たらちょっと気持ち悪いんじゃないか、ってことを必死にやっています(笑)。
今回のモーション制作にはどのようなこだわりがありますか?
神楽もいさん
「可愛らしさ」を基本として「汎用性」も大事にしたことです。例えば、スカートを履いているキャラクターがいたとしたら、動きに干渉しないように「手を少し広げて動かす」といった配慮です。また、「愛☆MORI」は今後新しいキャラクターが増える予定もあるので、特定のキャラ付けに寄りすぎず、誰でも使えるザ・アイドルな動きを目指しました。
※作成していただいたモーション例
ー最後に
モーションを体験するユーザーさんにどんな気持ちになってほしいですか?
神楽もいさん
私が一番嬉しいのは、私が動いたキャラクターを、皆さんにもう「そのキャラクターとして」受け入れてもらえることです。アクターとしての願いは、「ぜティちゃん※1はゼティちゃん」であって、動いているものを純粋に「ゼティちゃんの動きだ」と思って楽しんでほしい、ということなんです。
※1 ゼティ:元々は中野アニソンカラオケバーZのマスコットキャラクター

「キャラクターを最優先」にするスタンスはとてもかっこいいですね。
神楽もいさん
「自我がない方が美しい」と思っているので、クレジットを不要にしていたりなど、極力自分を隠して活動しています。僕の技術や情熱は、すべてキャラクターを輝かせるために捧げたい。このスタンスを貫くことで、「キャラクターに集中してほしい」というニーズに応えられればと思っています。
ー取材を終えて
今回のインタビューでは、神楽もいさんのプロフェッショナルな哲学と、それを支える高い技術力が印象的でした。
リアルな現場での研究や「キャラクターを最優先にする」という熱い思いが、素晴らしいモーションを生み出しているんですね。「愛☆MORI」は、今後もキャラクターやモーションが進化していく予定です。ぜひ、キャラクターの“動き”にも注目してみてください!